1. 旅の始まりは蟹田駅から|運休区間をゆく「わんタク」の旅
上野発の夜行列車〜♪ の歌に出てくる竜飛岬に行ってきました。
本州最北端と言いたいところですが、本州最北端は同じ青森県の大間崎です。「大間のマグロ」で有名ですね。
行ってきたと言っても車でバーンと乗り付けるわけではなくて、鉄道と代行バスという修行のような旅でした。

2022年8月の大雨の影響により、津軽線の蟹田から三厩までの区間は長期運休となっていました。そのため、蟹田からは乗り合いデマンドバスに乗っていかないとなりません。
青森から蟹田まではそれなりの運行本数が走っていますが、蟹田から先のバスは本数も少ないので注意が必要です。自分は予約をしておいたので大丈夫でしたが、当日は満席でした。
「わんタク」というハイエースタイプのデマンドバスなので定員も少なめです。

※わんタクルートマップ 引用元👉 ワンタク公式サイト
2. 巨大構造物と廃線が決まった駅|奥津軽いまべつ&津軽二股駅
途中の奥津軽いまべつ駅で新幹線からの接続待ちで長時間停車があったので、駅構内を探索できました。
森の中を走っていると突然現れる巨大な人工物にビックリ!本州唯一のJR北海道の駅です。青函トンネル内で何か起きた時のための待避のためにも必要な駅ですね。貨物列車の待避所にもなっています。

隣接した道の駅のほかには、忘れ去られたかのような津軽線の津軽二股駅があります。

【最新の運行・廃線情報(追記)】
長期運休が続いていたJR津軽線(蟹田〜三厩)ですが、2024年5月に沿線自治体とJR東日本が鉄道復旧の断念とバス等への転換に合意しました。
その後、2026年3月24日にJR東日本より国土交通省へ鉄道事業廃止届が提出され、2027年4月1日をもって同区間(津軽二股駅含む)は正式に廃止となることが決まりました。今後はデマンドタクシー「わんタク」や路線バスなどの代替交通へ本格移行する予定です。
3. 立っていられないほどの強風!演歌の世界・竜飛岬へ到着
さらに1時間弱ほど海沿いを走ると、目的の竜飛岬に到着です。
到着してまず感じたことは「風がメチャクチャ強い!」ということ。

日本中の岬をいろいろ巡ってますが、風の強さはナンバーワンです。この日だけかもしれませんが、本当に真っすぐ歩くのが困難なくらい。
ということは、夏でしたが体感温度はかなり下がります。当日は半袖でしたが、あまりの寒さに雨も降っていないのに持参していた合羽を着るほどでした。

晴れていれば北海道もクッキリ見えるのですが、
あいにくの曇り空&霧でうっすらとしか見えません。

4. 日本唯一の「階段国道」とあの名曲の歌碑をめぐる
さて次は周辺探索です。
岬から下っていくと、日本で唯一の「階段国道」や、「津軽海峡・冬景色」の歌碑などがあります。さらに下ると青函トンネル記念館もあります。
階段国道とはその名の通り単なる険しい階段なのですが、なんと国道に指定されています。走破するには結構な段数がありますので、覚悟した方が良いですよ。階段の幅も自分には合っていなくて、余計に疲れました(笑)。



足もとに眠る巨大トンネル|青函トンネル記念館と旅の締めくくり
青函トンネル記念館の体験坑道をやりたい方は、入場券と同時に予約をしましょう。ケーブルカーですので定員があります。
帰りのバスの時間との兼ね合いで見られない……なんてことのないように、早めの行動が大事ですよ!一番先にここに来て予約をしてから、竜飛岬観光をするのもアリですね。デマンドバスはここでも降車できます。

演歌の似合う地、竜飛岬の観光スポットはこんなところです。
冬に来てみればまた全然違うんでしょうね。
まとめ|過渡期の今だからこそ訪れたい最果ての地
かつて夜行列車が走り、いまはデマンドバスが人々の足を支える津軽半島。2027年4月にはJR津軽線の一部廃止が決定しており、この地域の交通の姿は大きな節目を迎えています。
鉄道が消えゆく寂しさはありますが、広大な津軽海峡の風を感じ、階段国道や青函トンネルの歴史に触れられる竜飛岬の旅情は変わりません。
これから訪れる方は、ぜひ綿密なスケジューリングをして「最果ての地」の雰囲気を体感してみてください!
💡 竜飛岬観光・アクセス攻略ポイント
- 事前予約が必須: 蟹田〜三厩間のデマンドバス「わんタク」は定員が少ないため早めの予約を!
- 防寒・風対策を忘れずに: 夏場でも強風で想像以上に冷え込むため、ウインドブレーカーなどの羽織りものが必須です。
- 青函トンネル記念館: ケーブルカー(体験坑道)は人数制限があるため、到着したら最初に予約するのがおすすめ。
