【指宿枕崎線】稚内から繋がった最南端の線路!特急『指宿のたまて箱』とローカル線で目指す終着駅・枕崎

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指宿枕崎線とは

指宿枕崎線 路線図
※指宿枕崎線路線図 引用元マップル様より

昔、沖縄に「ゆいレール」が走っていなかった時代、この指宿枕崎線が日本で唯一の鉄道最南端でした。 現在でもさまざまな「最南端記録」を持つ路線です。

2年前に最北端の「稚内駅」を訪れてから、私の旅の目標は「指宿枕崎線に乗って、終着の枕崎駅へ到達すること」になりました。コツコツとJR線を乗り巡り、ついにその時がやってきたのです。

まだまだ旅自体は続けるつもりですが、ここでひとつの大きな節目を迎えます。

枕崎駅のオブジェ

これまで全国のJR線のおよそ8割を乗りつぶしてきました。日本のほぼ中央に住んでいるおかげで比較的効率よく巡ることができ、そしてたどり着いたのが最終目的地「枕崎」です。

まだまだ旅自体は続けるつもりですが、ここでひとつの大きな節目を迎えます

稚内駅ホームのバナー
2年前稚内駅で目にしたこのバナーが全ての始まりでした

特急『指宿のたまて箱』で指宿へ

まずは鹿児島中央駅から、観光特急「指宿のたまて箱」に乗車します。

私が子供のころ、この駅は「西鹿児島駅」という名前でした。東京発の寝台特急「富士」「はやぶさ」が丸一日かけて辿り着く“遠い終着地”という憧れのイメージです。

九州新幹線が開通した現在でも、指宿枕崎線には昭和の雰囲気が残っており、どこかホッとする安心感があります。

特急 指宿のたまて箱
白黒のコントラストが際立つ魅力的な車体
指宿のたまて箱の車内
人気の指宿のたまて箱の車内

車内はインバウンドの観光客も多く、あちこちから外国語が聞こえてきて大盛況の様子。 列車が出発すると、車窓には噴煙を上げる桜島の絶景が広がります。

線路状態のせいか車体は結構揺れますが、車内で記念撮影を楽しみながらあっという間に指宿駅へ到着しました。

噴煙を上げる桜島
噴煙をあげる桜島
指宿駅正面
異国情緒な指宿駅

指宿駅で乗り換え、JR最南端「西大山駅」へ

指宿駅からは、普通列車に乗り換えて枕崎を目指します。

この指宿〜枕崎間は路線の存続が危ぶまれている区間でもあり、運行本数がぐっと減ります。

西大山駅と開聞岳
JR最南端西大山駅

途中、JR最南端の駅「西大山駅」に停車します。 ワンマン列車の運転士さんに確認すると「停車時間は約2分」とのこと。大急ぎで記念撮影に向かいます!

ホームには車で訪れたと思われる観光客が10人以上おり、列車を背景に撮影を楽しんでいました。しかし停車時間はわずか2分。少し強引に撮影を済ませます。

指宿枕崎線から望む開聞岳
車窓から望む美しい開聞岳

茂る草木をかき分け、ついに終着「枕崎駅」へ到達!

西大山駅を過ぎると、線路脇から伸びた草木が伸び放題になっており、走行する車体をバシバシと叩きます。赤字ローカル線ゆえの保線事情をリアルに感じさせる瞬間です。

開聞岳の美しい姿を眺めながらゆらゆらと揺られ、指宿から約80分。ゆっくりとしたスピードで終点・枕崎駅に到着しました!

終着枕崎駅
改築された枕崎駅

稚内からつながっていた線路が、自分の中で一本に結ばれたような深い達成感が込み上げてきます。

北の果て(稚内)と南の果て(枕崎)——どちらも存続が心配される厳しい赤字ローカル線ですが、普段利用している首都圏の満員電車よりもはるかに面白く、旅としての価値に満ちあふれていました。

枕崎駅周辺の灯台のオブジェ

おわりに:地元の人が「列車を使わない理由」

ちなみに帰りは時間の都合上、枕崎駅前から高速バスを使って鹿児島中央駅まで戻りました。

すると……

  • バス: 所要時間 約1時間半 / 料金 約1,200円
  • 指宿枕崎線: 所要時間 2時間半以上 / 料金 1,850円

なんとバスの方が1時間以上早く、600円も安いのです。(訪問当時の料金です)

地元の方々が普段の移動に列車を使わないリアルな理由を、身をもって理解した旅の締めくくりとなりました。

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